FXの始め方

XMで両建て|禁止されている?トレードルールを徹底解説!

FXをはじめてちょっと慣れてくると、手法の1つとして耳に入ることになってくる「両建て」というフレーズ。

国内FXでは、両建てが禁止な業者があったり、両建てによりペナルティーがあったりと、業者ごとにルールが異なります。

こちらの記事では、XMの両建ての内容を解説しています。

開始するにあたり結論から申し上げると、XMは両建てを容認しています。

ただし、いくつかの条件があるので、開始するにあたりチェックしておきましょう。

両建てと申しますのは?

ひとつの口座で、同一銘柄の「買い(ロング)」と「売り(ショート)」の双方のポジションを同様のlot数で持つ手法の事を指し示します。

ビギナーのうちは、様々な手法を聞いても見当がつかないかもしれませんが、FXにちょっと慣れてくるとテクニカルな手法手法などに興味が湧いてきます。その内の1手法です。

両建ての有効的な2つの活用法

両建ての活用方法としては大まかに分けると2つあり、

1.同時に「買い」と「売り」を同lot数でエントリーする方法

2.時間差で「買い」と「売り」を同lot数でエントリーする方法

があります。

1.は、値動きが活発ではない状況で、経済指標の発表などの大きな変動が予測される際に、未来の値動きに合致する様にエントリーしたいが、どっちに動くか読めない為、発表と同時に両建てエントリーしておき、プラスの方向に動いた逆のエントリーをロスカットする方法です。

2.は、持ち合わせているポジション中に、マイナスを被ることがないからこそ、ポジション中とは逆のエントリーで損失を少しでも敬遠する方法です。

XMは、どうして両建て取引を承認しているのか?

両建て取引は認められている?

前段でもお伝えした通り、XMでは両建てを容認しています。

XMでは両建てを認めている一方で、国内FXでは、両建てを禁止している業者が多く存在します。

何故、XMでは両建てを禁止していないかと言いますと、後にご説明する4つの禁止事項が原因となっており、それを守れるのであれば、両建ては原則OKとなります。

必要証拠金が0になるとは?どういうこと?

両建てを実施する場合、必要証拠金が0になるというということは、必要証拠金が掛からないという事ですが、言葉だけでは少し分かりづらいので、現実の上で取組んだ「両建て前」と「両建て後」の両方を、御覧いただければと理解が深まると思います。最少ロットで試してみてください。

両建てした後は証拠金が「0」になっています。

こういった風に両建てする時は、証拠金が0になる為、損失がこれ以上拡大しません。

これを有効に利用する手としては、損失が拡大しているポジションがあるケースでは、両建てを実行し、損失額を減らし、合点がいくタイミングでロスカットをする事です。

そつなく両建てを応用できれば、本来それにかかる必要証拠金を加えずに、スタート時予定していた損失額を減らしていく事が可能です。

ですが、このタイミングで説明した手法は、プロ向けであり、諸刃の刃的な手法となるので、ビギナーの方は無難に損切りした方が良いでしょう。

XMで両建てを実施した場合のメリットデメリット

両建て取引のメリットとデメリット

両建ては、使い方をミスると、一層損失を被る事になりますが、そつなく相場環境に馴染ませると、コンスタントな利益を獲得する事ができます。

ここでは、一般的にいってFXの両建てを開始する上でのメリットとデメリットだけではなく、XMで両建てを実施した場合も並行して解説します。

両建てのメリット

  • 損失を回避しながらも利益確保
  • 長期エントリー中に短期エントリーを同時並行的に実施可能
  • 損益を固定しつつ、含み益が利益で終了するタイミングで決済
  • XMでは両建て実施後、証拠金がかからない
  • XMP(XMポイント)を往復分ゲットする事が可能

両建てのデメリット

  • lot数や決済タイミングを間違えるとかえって損失が大きくなってしまう
  • 往々にして、ハイリスクハイリターン的役割
  • 長時間かけて保有したケースでは、スワップポイントがプラスされ損失が膨れ上がる危険性がある

両建てを行うに辺り、上記で述べたメリットとデメリットを一通り挙げてみましたが、少し前にもお伝えした通り、両建てはかなり難しく、上級者でようやく手を出せる手法な為、ビギナーにはあんまりオススメできません

FXの事をよく心得、なお両建てがもし失敗したとしても、許容できる見当をつけられる状態であるなら取り組むことも視野に入れて下さい。

どのような相場で両建てにチャレンジするべき?

両建てトレードする良いタイミングは?

こちらでは、両建てをどんな風な相場環境の際にやっていけば良いかを、事前の知識としてご覧頂く為に記載します。

これは、あくまで一例となり、オススメする手法ではありませんのでご承知ください。

相場急変動による両建て

ひとつの例として両建てで購入した場合、上がったのでロングを保持し、ショートを損切りするとします。
ロングを+60pipsで決済し、ショートを-40pipsで決済した場合、+20pipsの利益となるのです。

経済指標時の両建て

上記で述べた相場急変動時と似ておりますが、経済指標発表時の10分前ぐらいから両建てで購入しておいて、発表後、マイナス方向に動いたポジションを損切りし、利益を確定するというアプローチです。

ですが、XMでは経済指標時による両建ては、違反行為に当たってしまうときも過去にあったらしく、あんまりおすすめしません。

上記についてですが、違反行為と判断するはっきりとした条件はなく、あくまでもXM側での判断となります。

うねり取りでの両建て

うねり取りというのは、両建ての手法の中で際立って王道である手法となります。

買いあるいは売りのポジションで利益が出ている中において、反対の買いあるいは売りポジションを持つ事を意味するのです

買いを入れ、このポジションを持ちつつ、上左の青丸で売りエントリーで両建てすると、決済するタイミングによっては、利益を確定する事が可能となります。(=損失額を減らせます。)

それを繰り返す事で、うねりがあるみたいにポジションを持つ事から、うねり取りという呼び方がついています。

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両建て解除というのは何?(MT4/MT5で実施可能)

両建て解除とは?

両建て解除と言われているのは、両建てポジションを同時に決済する事で、いずれかのスプレッドを減少させる事ができる手段です。

説明にもある通り、スプレッドが節約できるというということは、利益額が拡大できるという事だと言えます。

万が一両建て実施後、両方同時に決済する際には、両建て解除する方がオトクである事を記憶しておきましょう。

両建て解除の方法(MT4&MT5)

MT4&MT5では、両建て中に「注文種別」からチョイスすると、両建て解除ができます。

スマホでの両建て解除の方法

スマホでも、方法はほぼ同じなんですが、両建ての途中で決済前の画面にて「両建て解除」ボタンがあるので、タップすると両建て解除が行われます。

XMの両建てに関する4つの禁止事項

XMでは両建てを認めていますが、もし違反行為を行なうと、口座凍結や出金拒否をとり行われてしまう可能性があります。

こちらでは、XMにて両建てを行う上で、違反行為に当てはまる可能性の高い項目をここから下にて記載します。

1 XMの複数口座をクロスして両建てを実施

XMでは、複数口座を持つ事が可能(最大8個)ですけれども、複数口座をまたいでの両建ては違反行為としているのです。

1つの口座で、同じ銘柄であれば、ご説明した通り認めていますが、別の口座でそれぞれで両建てのポジションを持つ事は、違反であるということになります。

2 その他の業者間での両建て取引

その他のFX事業社間で、同一の両建てポジションを持つ事は認められていません。

A社、B社で口座を開設し、A社、B社で同じ両建てポジションを持ち利益を得る行為の事を指し示します。

3 グループぐるみでの両建て取引

グループもしくは複数人で口裏を合わせ、利益をもくろんだ両建て取引は認められていません。

ひとつの例として、同一通貨を前提とし、A口座で買い(ロング)、B口座で売り(ショート)で一斉にエントリーし、損失が出るエントリーを損切りし、利益を手にするといった行為です。

チョット見、どのようにしてバレるの?と思われるかもしれませんが、おかしな利益の取り方などが怪しまれ、マーク対象となり、口座凍結になることがあり得ます。

4 複数業者間でのアービトラージ(裁定取引)複数の会社間でのアービトラージ(裁定取引)取引

複数業者間でのアービトラージ(裁定取引)複数の会社間でのアービトラージ(裁定取引)取引は認められていません。

アービトラージ(裁定取引)と申しますのは?

通貨ペアやスワップポイントによる金利の差や、価格の差を利用して利ざやを入手するやり方です。

以下に詳しい解説がありましたので、ご紹介します。

アービトラージ取引とは、金利差や価格差を利用して利益を得ようとする取引を指し、別名「裁定取引」と呼ばれる、異なる2つの市場における同一の商品の価格差を利用した取引です。2つの異なる価格が存在する場合、割安な方を買い、割高な方を売り、両者の価格差が縮小した際にそれらを反対売買することで「利ざや」を得ようとするものです。

取引対象の銘柄は、価格差がどこに生じるかによって市場や形態が異なりますが、オプションや株式、FX、コモディティ、金融派生商品など、ほぼすべての金融商品が対象となります。

株式の場合、特定の銘柄が2つの異なる国で上場されている場合にアービトラージ取引が可能となります。為替レートの変動の影響で2つの取引所において株価は同一銘柄でも異なります。株を1つの市場で売り、他方の市場で同時に購入すると、トレーダーはその価格差により利益を得ることができます。

引用:https://www.ig.com/jp/glossary-trading-terms/arbitrage-definition

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