XMの実際の税金の計算方法と税務署への確定申告は、一体どの様にするのでしょうか?
XMは追証不要で最大888倍ものレバレッジが使用できる海外のFXブローカーになります。
該当の高いレバレッジを活用すれば個人であっても思っている以上の利益を出すことも不可能ではないかと思われます。
しかし、利益を出せば出すほど気にかかるのが税金と確定申告でしょう。
確定申告と申しますのは、会社員の人にとってはなかなかお馴染みのものではないのです。
みなさんの中には、税金の計算方法と税務署への確定申告がこれっぽちも分からないという方も多いでしょう。
そういう訳で、今回についてはXMの税金の計算方法と確定申告について分かりやすく解説していきます。是非ともご参照ください。
XMの税金の計算方法と確定申告を分かり易く解説
XMの利益は税金の対象となる
XMで出した利益には原則的には税金がかかります。
税金の区分としては所得税にカテゴリー分けされます。
しかしながら、会社員の所得税と同じくXMが税金を源泉徴収するという様なことはないです。
XMで出した利益に掛かる税金はあなた自身で弾き出して、そうしてから毎年1回、最寄にある税務署に確定申告しなければならないのです。
ついでに、国内の証券会社のケースでは、税金を源泉徴収してくれる特定口座というシステムが利用できます。 そういった場合、確定申告は必要ありません。
しかし、残念な事に海外のFXブローカーであるXMでは特定口座は開設不可能です。
XMの利益が税金の対象とならない場合
XMで得た利益は原則的に税金の対象になります。
しかし、例外的な次にあげる場合、確定申告も納税も発生いたしません。
・給与収入があって、これ以外の収入が年間20万円以下のケース
・給与収入が無くて、これ以外の収入が年間38万円以下のケース
会社員の人はXMの利益が20万円近くになったら、わざとトレードをいったん止めてしまうというのも一つのやり方です。
しかしながら、「これ以外の収入」においてはXMの利益以外も含まれます。
例えば、転売などで副業収入が20万円を超えている際、XMの利益が少額であっても合わせて確定申告して税金を収めることが不可欠です。
XMの税金は雑所得、総合課税で算出する
XMの税金を計算するうえで当惑がちな捉え方が所得区分でしょう。
所得区分と言いますのは、「給与所得」や「不動産所得」といった区分けで、XMの利益は「雑所得」にカテゴリー分けされます。
そして、確定申告をする上で雑所得に関しては「総合課税」という計算方法が活用されます。
総合課税と言いますのは、各種所得と合計して税金を算出する課税方式になります。
対になる課税方式というのは「申告分離課税」になります。
申告分離課税のケースでは、その所得はその他の所得とは分離されるため課税対象となる金額が低減します。
日本は所得が上がれば上がるほど税率がアップする累進課税になります。
その為に、総合課税よりも申告分離課税のほうが支払うべき税金が逓減するのです。
申告分離課税は日本国内の証券会社で出した利益に適用出来ます。
しかし残念な事に、やっぱり海外のFXブローカーであるXMは適用対象外になります。
XMの税金の算出方法
XMの利益にかかる税金は次にあげる計算方法で求められるのです。
((XMの利益+他の所得)-各種控除)×税率-税額控除
まず、XMの利益とその他の所得(給与所得など)を合計します。
このとき、所得によっては一定金額を差し引くことができます。
例えば給与所得のケースでは、年収に合わせ一定金額が給与所得控除として差し引けます。
この様にして求められた金額を総所得と言っています。
そして、それから更に「医療費控除」や「生命保険料控除」といったものの各種控除を引きます。
各種控除を引いた最後の所得は「課税所得」と呼ばれております。
この課税所得の金額に従い、適用となる税率と税額控除が決定されるのです。
実際的な課税所得別の税率と税額控除に関しては次にあげる通りです。
・課税所得195万円以下:税率5%、控除額0円
・195万円超~330万円以下:税率10%、控除額97,500円
・330万円超~695万円以下:税率20%、控除額427,500円
・695万円超~900万円以下:税率23%、控除額636,000円
・900万円超~1,800万円以下:税率33%、控除額1,536,000円
・1,800万円超~4,000万円以下:税率40%、控除額2,796,,000円
・4,000万円超~:税率45%、控除額4,796,000円 課税所得330万円と900万円を境に税率が一足飛びでアップします。
課税所得が当該のライン近辺にある人は、あえてXMでのトレードを抑制すると税金を安くおさえられるケースがあります。
XMの税金の計算方法の一例
ここでは実際的な計算方法の1つをレクチャーします。
条件
・年収:400万円
・XMの年間利益:50万円
・各種控除:医療費控除10万円
まず、年収に関しましては、この状況ではあくまでも収入であって所得じゃありません。
ここから給与所得控除を引いて給与所得を弾き出していきます。
年収400万円の人の給与所得控除は次にあげるとおりになります。
・400万円×20%+18万円=98万円
そういう理由で、給与所得は「400万円-98万円=302万円」なのです。
これとXMの利益をプラスした「302万円+50万円=352万円」が総所得になります。
そして、医療費控除10万円を差し引いた342万円が「課税所得」です。
課税所得342万円の人の適用税率と税額控除は次にあげる通りでした。
・330万円超~695万円以下:税率20%、控除額427,500円
よって、次にあげるように税金の金額が求められるのです。
・352万円×20%-427,500円=276,500円
こちらではわかりやすくするため、各種控除などはかなりシンプルにしています。
しかし、税金の計算方法の大枠は上記で述べた通りです。
あとは、確定申告の期間に、こちらの金額の算定根拠となる数字を記した書類を税務署へ提出すればよいだけです。
XMの年間取引報告書などを添付する必要はございません。
求められたケースで提出できれば支障ありません。
XMの税金を確定申告しないとどんな風になる?
XMで手にした利益を確定申告しないというのは、まぎれもなく脱税行為です。
確定申告の未申告や過少申告などには次に挙げるような罰則が存在します。
・無申告:無申告加算税(50万円までは15%、50万円超は20%)の追加納税
・延滞:納税すべき税金に年率2~9%程度をかけた延滞税
・悪質な無申告:35%~40%の重加算税
どちらの方も元々支払うべきであった税金にプラスして払わなければなりません。
極めて重いペナルティです。
確定申告というのは算出方法が少し困難なのは事実なのです。
しかしそれはそれで、年に1回かぎりです。
または、それなりにまとまった金額を稼いでいるのであれば税理士に委託してしまうのもおすすめです。
どちらにしても、XMで得た利益については必ず確定申告するようにしてください。
XMのボーナスは所得に含まれない
XMの醍醐味の一つであるボーナスではありますが、こちらの取り扱いについても気をつける必要があります。XMでは多種多様なボーナスが準備されていますが、結論から言って所得には含まれないと想定されます。
なぜかと言うと、受け取るボーナスを証拠金として利用できますが、出金することはできないからです。
わかりやすく言うと、あなた自身の利益として自由に使えるお金ではありませんから、あなた自身の所得には含まれないと思って良いでしょう。
クレジットボーナスはClosed P/L に含まれない
ボーナスの取り扱いについて
損益報告書の「Closed P/L」にはボーナスそのものの金額は含まれていません。XMにおいては「Credit」として扱われています。
3,000円の入金ボーナスが入った時点においては「Closed P/L」は0円になっています。この状況では利益を出していませんし、あなた自身の口座に出金することは出来ないと思います。これを受け、自分の所得とはいえません。
1年間をセッティングして出力しても、「Closed P/L」にはボーナスが含まれていませんが、ボーナス使用して得た利益は計算に含まれており、これについては課税対象となります。これを受け、「Closed P/L」を取引最終利益として提出することができます。
クレジットカードのポイントやスーパーのポイントを所得として換算しないのと同様の捉え方です。
XMで複数口座を持っているケースでは、纏めて確定申告する
XMでは追加口座を作成可能ですが、複数口座を持っているケースでの確定申告はどのようにしたら良いでしょうか。このケースでは、全部の口座が課税対象になりますので、各々の年間収益を計算に入れないといけません。
申告漏れが見られると追徴課税が課されるかもしれませんので、すべての口座の損益をキッチリと弾き出して申告するようにします。
EA(自動売買)のプログラムごとに口座を分けている方は、準備にある程度の時間がかかると思われますので早いうちに準備するのがキーポイントになります。
XMの税金の計算方法と確定申告を分かり易く解説 まとめ
XMで得た利益は、原則的には税金の対象となります。
実際のところは年に一回、あなた自身で納税額を計算して確定申告することが不可欠です。 計算方法は、簡単とは言えません。
しかし、ひとたび慣れてしまえばそれほどまでに難しいものでもありません。
確定申告せずに税金を免れるのは違法行為になります。手間暇であっても、XMで得た利益は必ず確定申告しておいてください。
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