ロスカットとは?証拠金維持率とは?
まずは一番初めにロスカット、証拠金維持率などといったワードを解説していきます。
ロスカットとは?
ロスカットとは、FX取引において含み損が大きくなりすぎたタイミングで自動的に行なわれる強制決済のこと。
「ロスカット」も「強制ロスカット」も同等の意味です。
強制決済ですから、ロスカットが発生すると取引は自動で終了します。
しかしあくまでも含み損(損失)が大きくなったタイミングでの強制決済なので、言い換えると、自動的に取引が終了して損が大きくなりすぎるのを抑制してくれるとも言えます。
しかし現実的にはロスカットになるまえに損切りするべきで、ロスカットは回避した方がよいものと言えます。
ゼロカットとは?
相場が急変動した時、ロスカットが手遅れであるケースがあります。
そうなってしまったら、損失が証拠金残高をオーバーした状態のもとで強制ロスカットとなるケースがあり、当該のマイナス分の補填をしなければいけないのです。
つまりは追証で、「FXで借金を負ってしまう」というのはこのような内容のシステムがあるからです。それを防止してくれるのが、海外FXだけに取り入れられているゼロカットシステムです。
ゼロカットと申しますのは、その名前の通り、自己資金(残高)以上の損失が生じた場合、0にしてくれるサービス。つまり、借金をなしにしてくれるサービスになります。
証拠金維持率とは?
ではどちらのタイミングでロスカットは行使されるのでしょうか? それが分かるのが、FX業者が公表している証拠金維持率というものになります。
「ロスカット率〇%」、「証拠金維持率〇%」、「強制ロスカット率〇%」といったように表わされます。
証拠金維持率はパーセンテージ(%)で明記され、取引している損益に合うようにして証拠金残高が当該の値(%)に達したとき、ロスカットになります。
一般的にはトレードする時、証拠金維持率は200%~300%以上キープすることが良いとされています。
XMで維持しておくべき証拠金維持率は、500〜1,000%
FXでキープするべき証拠金維持率は、短期売買なら300%、長期売買なら1,000%と公表されています。
長期間の売買の証拠金維持率が高いのは、ポジションの保有期間が長く、大きな変動を受けるリスクが大きいから。
わずかな変動でもロスカットされないよう、証拠金維持率を高くセッティングしているのです。
しかし、海外FXはレバレッジが極めて高いため、国内FXよりもロスカットのリスクが大きいです。デイトレードなどの短期売買でも、証拠金維持率に関しては500%以上を維持しましょう。
かえって海外FXをしていて証拠金維持率500%を下回るようなら、リスクの高いトレードをしているのだなと知っておいてください。
証拠金維持率のチェックは、XMの「会員ページ」で口座ごとに行なえます。
証拠金維持率とは?
証拠金維持率と申しますのは、必要証拠金に対する有効証拠金のパーセンテージのこと。計算式は次にあげる通り。
証拠金維持率 = 有効証拠金/必要証拠金 × 100
これだけではわかりづらいので、実際の例で説明します。
例えばあなたがXMに10万円入金したとしましょう。有効証拠金は10万円になります。(※入金ボーナスは考えません)
ドル円の通貨ペアを1万通貨注文するとします。必要証拠金はおおよそ1,200円。
証拠金維持率の計算式は次にあげる通り。
100,000円/1,200円 × 100 = 8,300%
証拠金維持率は8,300%です。
XMでキープすべき証拠金維持率が500〜1,000%であると画策すると、8,300%はリスクの少ない状態です。ポジションを2、3倍にアップしても、まだ余裕はあると思います。
証拠金維持率を計算できるようになると、資金の安全度が即座に分かるようになるのです。
計算が困難なら、XMの「会員ページ」でチェックするのも有効です。
XMの計算ツールを活用すると楽
通貨ペアごとに証拠金維持率を算出するのが困難なら、XMの「計算ツール」を使ってください。
通貨ペアやロット数、レバレッジ、口座タイプというものを入力することで、必要証拠金を全て自動で計算してくれます。
証拠金維持率ばかりか、スワップポイントの計算もOK。トルコリラなどでスワップ取引をする人も、利用価値が高いこと間違いありません。
証拠金維持率100%以下は危険レベル
XMでは証拠金維持率が100%を下回ると、危険レベルとされています。
直ちにロスカットされるわけではありませんが、資金的に危ない状況であることに違いありません。
ロスカットを抑止するなら、可能な限り早いうちに資本を注入してして、証拠金維持率を100%以上に復活させましょう。
ここからは証拠金維持率が100%よりもより一層下回った時について解説します。
XMでは証拠金維持率50%以下でマージンコール
XMでは証拠金維持率が50%以下になると、マージンコールが生じます。
マージンコールと申しますのは、追加の証拠金を入れ込んで証拠金維持率を回復させるよう促すシステムのこと。他の呼び方で追証とも呼称されます。
国内FXでしたらマージンコール中は新規注文が不可能になりますが、海外FXだとアラートが出るだけで新規注文はできます。
それでも資金的にはリスクのある状態なので、マージンコールになったらすぐさま証拠金維持率を正常化しましょう。
証拠金維持率に関しては、XMの「会員ページ」でもチェック出来ます。
XMでは証拠金維持率20%以下でロスカット
XMでは証拠金維持率が20%以下になるとロスカットされます。
ロスカットと申しますのは、証拠金維持率が一定以下になれば保有ポジションを強制決済させされるシステムのこと。目的はトレーダーの資金保護になります。
ロスカットが引き起こされる証拠金維持率を、ロスカットラインといいます。海外FXのロスカットラインは20〜50%が多く、ロスカットされにくいです。
ロスカットラインが低いほど、含み損を幾つも抱えられ、収益化のチャンスが拡大します。しかしながらロスカットされた時に資金が少しも残りません。
ハイリスクなトレードをしたいなら、海外FX業者をセレクトして下さい。
証拠金維持率に関しては、XMの「会員ページ」でもチェックできます。
証拠金維持率を高く維持するためにしておくべき3つのこと
XMでは少なくても証拠金維持率500%以上を保持するべきです。
しかしながら海外FXをスタートしたばっかりの人は、証拠金維持率を軽んじがち。
少なくても次にあげる3点は把握しましょう。
- 資金は10万円から
- ロット数に関しては0.1ロット(1万通貨)から
- 注文時には逆指値設定を必ず行う(※自動で損切りしてくれるため。)
各々の留意事項を解説します。
1、資金は10万円から
XMをスタートする時の入金額は10万円くらいがイチオシ。
一気に100万円も突っ込むと、金銭感覚がアンバランスになってしまい、ちょうど良い証拠金維持率を保持できなくなるからです。
XMの最大レバレッジは888倍と極めて高く、100万円で200-300ロットも注文できるため、資金管理が疎かになることが多いです。
一番初めは少ない額の資金でFXトレードを行い、証拠金維持率のバランス感覚を養いましょう。
資金が10万円なら、ロット数はどれ位が妥当なのか?
証拠金維持率は何パーセントが一番か?
損切りのpipsは?
こういったノウハウは、FXトレードの経験を積むうちにおのずと覚えるものです。
XMの口座入金は、口座開設後の会員ページから行なえます。
2、ロット数は0.1ロット(1万通貨)から
XMでのトレードが初めての経験なら、1番先の取引通貨量(ロット数)は0.1ロット(1万通貨)がイチオシ。
正直言って資金が10万円ありますと80万通貨注文することもできますが、含み損が大きくなり、あっという間にロスカットされてしまいます。
取引通貨量(ロット数)が多くあるほど利益もアップしますが、同時並行で損失も大きくなるのです。含み損をかかえると、証拠金維持率もダウンしてしまいます。
証拠金維持率をそつなくコントロールするためにも、ロット数のコントロールは細心の注意を払って行いましょう。
XMの1ロット通貨量などは、公式の「口座タイプ」でチェック出来ます。
3、注文時には逆指値設定を必ず行う(自動で損切りしてくれる)
FXトレードでポジションを注文するときは、必ず逆指値設定を実行しましょう。損失がある程度になると、自動で決済をして損切りしてくれるでしょう。
逆指値設定(損切り)の規準は、デイトレードなら20〜40 pips、スイングトレードなら40〜60 pipsになります。
かえって損切りの設定をし忘れると、あなた自身で決済しない限り、含み損が急速に広がっていきます。そして含み損がどんどん増えると、証拠金維持率もダウンします。
損切りは自動で行うようセットしましょう。
pipsあたりの収益・損失額を算出するなら、XMの損益計算機が一役買います。
XMの証拠金維持率は20%!維持すべき証拠金維持率は、500〜1,000%!のまとめ
ここまでXMの証拠金維持率についてアナウンスしてきました。
ロスカットされないためには計算などが必要です。FXを継続できているトレーダーは維持率を放ったらかし状態にせず、きちんと考えています。
もちろんスタート時から慣れられるわけないので、トレードを行いながらMT4で証拠金維持率は表示されるので、差し当たってやってみるのがステップアップの一番の早道です。
ご不明な点などありましたら、お気軽に下段にあるLINE公式アカウントからご連絡下さい。不定期配信ですが、どこぞに出回っている手垢にまみれたツールの再配布ではない、モニターを募集したりもしています。